○ゴルフ場の農薬等使用に関する環境保全指導要綱

平成3年3月15日

要綱第1号

(目的)

第1条 この要綱は、ゴルフ場における農薬及び肥料(以下「農薬等」という。)の安全かつ適正な使用等を確保し、農薬等の使用に伴う周辺環境の汚染の防止を図るために必要な事項を定め、以て町民の健康と財産の保護に資するとともに良好な環境の保全に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 「農薬」とは、農薬取締法(昭和23年法律第82号。以下「農薬法」という。)第1条の2第1項に規定する農薬をいう。

(2) 「肥料」とは、肥料取締法(昭和25年法律第127号。以下「肥料法」という。)第2条第1項に規定する肥料をいう。

(3) 「事業者」とは、町内で6ホール以上のゴルフ場を経営し、又は経営しようとしている者をいう。

(事業者の責務)

第3条 事業者は、農薬等の使用に当たっては、関係法令及びこの要綱を遵守するとともに、町長の実施する施策に協力する責務を有する。

(登録農薬及び登録肥料の使用)

第4条 事業者は、病害虫の防除又は雑草の除去の目的で農薬を使用しようとするときは、農薬法第2条第1項及び第15条の2第1項の規定により農林水産大臣の登録を受けた農薬のうち、できる限り毒性の低いものを使用するものとする。

2 事業者は、肥料法第7条若しくは第8条の規定による登録を受け、又は同法第16条の2若しくは第22条の規定による届出のあった肥料を使用するものとする。

(農薬等の購入)

第5条 事業者は、農薬を購入しようとするときは、農薬法第8条第1項の規定による届出を行なっている農薬販売業者から購入しなければならない。

2 事業者は、肥料を購入しようとするときは、肥料法第23条第1項の規定による届出を行なっている肥料販売業者から購入しなければならない。

(農薬等の表示事項の遵守)

第6条 事業者は、農薬の使用に当たっては、農薬法第7条に規定する登録に係わる適用病害虫の範囲、使用方法、保管管理及び使用上の注意事項その他の表示事項を遵守するものとする。

2 事業者は、肥料の使用に当たっては、施用上の注意事項その他の表示事項を遵守するものとする。

(環境の保全)

第7条 事業者は、農薬を使用しないよう努めるとともに、農薬等を使用する場合は、事前に別に定める環境保全協議会に諮るとともに気象及び地形等を考慮して周辺環境に影響を及ぼさないよう、次に掲げる事項を遵守するものとする。

(1) 農薬についてはできる限り毒性の低いものを使用し、必要最小限の散布に努めること。

(2) 散布した農薬等が、河川等に流出若しくはゴルフ場の敷地外に飛散しないよう努めること。

(3) 周辺地域に飲用等に供されている井戸等がある場合には、当該水源に汚染が生じないよう努めること。

(農薬散布)

第8条 事業者は、本要綱第15条第2項の使用予定計画書に基づき農薬を使用するときは、「ゴルフ場で使用される農薬等に関する環境保全指導要綱」(平成2年4月1日北海道制定。以下「北海道指導要綱」という。)第20条の規定によるほか、事前に町長に連絡するものとする。

2 事業者は、病害虫の大発生等により緊急やむを得ず農薬を広範囲に散布しようとするときは、事前に利水関係者等に連絡するとともに町長と協議するものとし、その結果に基づき散布日時等の変更について要請を受けたときは、これを尊重しなければならない。

(農薬の適正な保管)

第9条 事業者は、農薬の盗難、紛失、飛散、流出等を防止するため、施錠可能な専用の保管庫等を設けて適正に保管しなければならない。

(農薬管理責任者の選任)

第10条 事業者は、農薬の安全かつ適正な使用及び保管管理を行なわせるため、農薬管理責任者を選任するものとする。

2 事業者は、農薬管理責任者を選任又は変更したときは、速やかに町長に報告するものとする。

(防除の委託)

第11条 事業者は、病害虫の防除等を委託しようとするときは、農薬法第11条第1項の規定により届出を行なっている防除業者に委託するものとする。

2 事業者は、委託する防除業者に対し、当該ゴルフ場周辺の環境保全等に万全を期して防除を実施するよう指示するものとする。

(従業員等の健康管理)

第12条 事業者は、農薬等を散布するときは、次に掲げる事項を遵守するとともに、従業員の健康管理について常に配慮し、健康診断を行なうよう努めるものとする。

(1) 防除作業衣の着用、正しい作業方法、使用機器の整備等に努め、農薬散布従事者の健康保護に配慮するとともに安全を図ること。

(2) 従業員及び利用者の健康に影響を及ぼさないよう作業時間、作業場所等に充分留意すること。

(排水管理)

第13条 事業者は、ゴルフ場からの排出水を適正に管理するため、北海道指導要綱第14条の規定による排水管理計画書等を作成(変更を含む)のうえ町長に提出しこれに基づき対策を実施するものとする。

(水質検査)

第14条 事業者は、ゴルフ場の調整池等において生息環境に応じた魚類を飼育するなど、水質の常時監視に努めるとともに、ゴルフ場の排出水及びゴルフ場内の井戸水について水質検査を実施するものとし、その検査結果は速やかに町長に報告するものとする。

2 事業者は、ゴルフ場周辺地域において飲用等に供している井戸等については、必要に応じて水質検査を実施するものとし、その検査結果は速やかに町長に報告するものとする。

3 採水箇所、検査項目等水質検査の実施に必要な事項については、町長が別に定める。

(農薬等使用実績及び使用計画の報告)

第15条 事業者は、毎年1月末日までに、前年の農薬等の使用実績報告書を町長に提出するものとする。

2 事業者は、前項の使用実績報告書の提出後、当年の農薬等の使用予定計画について町長と協議のうえ使用予定計画書を策定し、2月20日までに町長に提出するものとする。

3 事業者は、前項の農薬等の使用予定計画書の提出後、その内容を変更しようとするときは、事前に町長と協議するものとする。

4 新たにゴルフ場を設置しようとする者は、農薬等の使用計画について予め町長と協議するものとする。

(書類の備付け)

第16条 事業者は、農薬等の使用状況を明確にするため、次の各号に掲げる書類を備え、これを整理しておくものとする。

(1) 購入伝票

(2) 農薬等の受払簿

(3) 農薬等使用記録簿

(4) 購入した農薬の有効成分の種類、含有量、毒性に関する記録簿

2 前項の書類は、完結した日の属する年の翌年1月1日から3年間以上保存するものとする。

(事故発生時等の措置)

第17条 事業者は、農薬の流出等により周辺の住民、動植物等に影響を及ぼしたとき又は及ぼすおそれがあるときは、北海道指導要綱第21条の規定に基づき必要な措置を講ずるものとする。

2 町長は、前項の事故発生時等に当たっては、事故拡大を防止するため速やかに必要な措直な講ずるものとする。

(立入調査等)

第18条 町長は、農薬等の使用状況等に関して、ゴルフ場に対し立入調査、報告徴収及び関係書類の閲覧を実施することができる。

2 事業者は、前項の立入調査等に誠意をもって協力しなければならない。

(農薬等の安全使用に関する協定)

第19条 事業者は、豊浦町との間において農薬等の安全かつ適正な使用の確保のため必要な事項について協定を締結し、これを遵守するものとする。

(その他)

第20条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。

附 則

この要綱は、平成3年3月15日から施行する。

ゴルフ場の農薬等使用に関する環境保全指導要綱

平成3年3月15日 要綱第1号

(平成3年3月15日施行)