町長からのそよ風だより(第49号-幸豊ハイツ移転計画について‐)
2018年8月10日
例年にない暑さ・蒸し暑さを感じる今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
皆さんご存じのとおり、西日本豪雨の死者・行方不明者は299人(7月14 日現在)を超え、また多くの方々が被災されました。亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈りするとともに、被災されました方々へお見舞い申し上げます。
さて、新聞報道にもありましたように、幸豊ハイツの移転計画についてお知らせいたします。
<概要>
・幸豊ハイツは築33 年が経過し、老朽化や防災(津波)の観点から移転改築をしたい。
・避難訓練等においての検討課題として、津波の際、幸豊園に100 名の入居者を避難させるのは現実的に無理なため、高台への移転を検討していた。
・従来から、町内外での候補地(高台、国道沿い)を検討していた。
<内容>
・ユニット型の「幸豊ハイツ1998」を20 名定員の地域密着型特養として残し、幸豊園への連絡路(避難時等対応)を設ける。
・従来型の多床室70 床分をユニット型80 床として移転改築する。
・現在の建物は残し、多目的な用途に使用する。
※候補地については、洞爺湖町成香の法人所有地(国道沿い)、もしくは豊浦町内としております。
仮に、町外に移転した場合の主なデメリット(人的・経済的損失)については、70 名の方が転出することで、平成29 年度換算で、国保病院の収益減少として約22,175千円、交付税の減少として約26,810千円となり、大岸在住の施設職員が転出となればさらに減少することとなり、その他水道料や地元商店等への影響など全体に及ぼす影響は計り知れないものと思っております。
また、豊浦町においては、人口減少問題に対応し、総合計画・総合戦略を策定して各種事業を実践しているところであり、そういった矢先、人口減少に伴う交付税や国保病院の収入の減少等は町民サービスの維持や病院のありかたにも大きな影響があり、何としても町内移転に留めるべきと考えております。
今後とも議会議員の皆様と十分協議の上、進めてまいりたいと思いますので、町民の皆様のご理解をお願い申し上げます。
お盆の時期を迎えると、日中と朝晩の気温差が増してきますので、体調管理には万全を期し、健やかにお過ごしいただきますようお願い申し上げます。