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町長からのそよ風だより

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町長からのそよ風だより(第54号‐バイオガスプラント事業について‐)

2019年2月12日

 寒さが厳しい今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 バイオガスプラント事業については、平成26年度に若手酪農家との懇談会で、ふん尿処理の負担軽減により、牧草作業の効率化や乳質の向上・乳量増を図りたいとのことから、平成27年度に導入可能性を検討するため、環境省の補助事業を活用し、酪農・畜産・水産関係者の意見を踏まえ、バイオガスプラント整備構想(案)を検討したものであります。
 折りしも、国では人口減少問題から地方創生を打ち出し、豊浦町としても基本目標の一つとして「エネルギーの地産地消・循環型地域を目指し、安心して暮らせる自立・持続するまちづくりを実現する」とし、平成27年10月に「豊浦町総合戦略」を策定し、平成29年度に策定された「第6次総合計画」とともに「豊浦町の魅力としての環境保全・活用」として再生可能エネルギーについて推進することに至りました。
 消化液のサンプル成分分析では、窒素・リン酸・カリなどの肥料成分は、品質基準に適応しているとされ、有機肥料・液肥として有効で思われるとしており、ヒ素・カドミウム・総水銀などの有害物質は、ごく微量で基準値を大きく下回るものであることから、安心してご活用できるものであります。
 この事業のメリットは、再エネによる温室効果ガスを含めたCO2 削減による環境負荷の軽減、畜産農業のふん尿の悪臭解消や処理に係る労働力の軽減、粗飼料の品質向上をはじめ収量の増や肥料コストの低減、耕種農業につきましては、肥料コストの低減や有機農作物としての安全・安心な農作物の提供と付加価値の向上などが上げられます。
 将来的な視点としては、熱や圧縮ガス等による新たな産業の創出や雇用の確保、新電力会社設立により公共施設等への電力供給が可能になる他、災害に強いまちづくりを推進することなど、将来を見越しての事業でありますので、今後とも町民の皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

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