町長からのそよ風だより(第60号-防災・危機管理トップセミナーについて‐)
2019年8月13日
北海道と言えども、本州と変わらない蒸し暑さを感じる今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
近年は、地球温暖化が要因ともいえる気候変動により、何時・どこで・どのような災害が発生するか予測不能な状況となっており、あらためて平時より北海道や気象台をはじめ関係機関との連携強化が重要であると考えております。
さて7月26日、北海道主催の防災・危機管理トップセミナーが開催されましたがその中で、気象台課長のお話がありました。
千島海溝(十勝沖・根室沖・色丹島および択捉島沖)の巨大地震(マグニチュード8.8程度以上)の発生確率は10年以内で2~10%、30年以内では7~40%、50年以内では10~60%となっており、日高・十勝・釧路地域の多くが震度5以上の強い揺れと大きな津波災害が心配されています。
普段からの備えとして①地震はいつ・どこで起こるかわからない②自分の場所を知る(地盤や高い建物がどこにあるか)③避難所を事前に把握する④耐震補強・家具の固定をする。また、地震が起きたら迅速かつ冷静に行動するとして、屋外の場合には①ブロック塀などの危険なものから逃げる②乗り物、建物にいるときは係員の指示に従う。屋内の場合には①まず身を守る②逃げ道の確保を図る。そして津波から逃げる、デマに惑わされないとしています。
当町としても、その際には大きな揺れと津波が予想されますので、情報伝達や対応・対策に万全を図りますが、町民の皆様にも普段から地震・津波に対する心構えと備えをお願いいたします。
これからお盆の時期を迎えますが、日中と朝晩の気温差が増してきますので、体調管理に十分注意され、健やかにお過ごしいただきますようお願いいたします。