町長からのそよ風だより(第61号-ホタテ養殖事業観測ブイ設置、たけしま商店開店などについて‐)
2019年9月10日
暑かった夏も、朝晩めっきり肌寒さを感じる今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、バイオガスプラントによる液肥につきましては、8月26日付けで、豊浦液肥1号という肥料名称で農林水産業に肥料登録されました。
このことにより、安全・安心な肥料として農家の皆さんに対して、農産物への多角的な活用方法と更なる農業振興を図ってまいります。
また水産業の主力となっているホタテ養殖事業においては、この数年へい死が頻繁に発生するなど、厳しい漁業環境となっており、大幅な減産を余儀なくされると同時に、その原因さえ特定されていない現状にあります。
そのような厳しい状況下、当町も参画している噴火湾ホタテ生産振興協議会では、近年の海洋環境が著しい変化に対応した新たな観測ブイを設置し、その原因等に対して北海道や函館水産試験場をはじめ関係機関と連携し、高度な管理体制と海域環境の変化に応じた作業の徹底を図り、安定的な漁家経営に繋がるよう努めてまいりたいと考えております。
8月31日、「天然豊浦温泉しおさい」前に、起業化促進雇用創出応援事業を活用した「たけしま商店」が開店しました。午前10時オープンと同時に大勢の買い物客が訪れ、賑わっていたとのことで、惣菜や生鮮品が特に人気とのことでした。
浜町をはじめ下町の方々、「しおさい」帰りの多くの町民の皆様に喜んでいただけるものと思っており、既存の商店ともども地域活性化に貢献されますことに期待するものです。
近年の天候においては急変することが多くなっており、体調においても崩される方が多くなっていることから、十分注意され健やかに過ごされることを願っております。