町長からのそよ風だより(第63号-豊浦町国民健康保険病院について‐)
2019年11月11日
木々の落ち葉も目立ちはじめ、朝晩の寒さを感じ冬の到来も間近に感じる今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
10月30日に豊浦町国民健康保険病院の運営検討委員会が開催され、新改革プランを策定・実施することにより、町民が健康で安心して暮らせるとともに、病院運営の安定を図ることを目標としたものです。
しかしながら、入院患者数や外来患者数の減少、看護師や介護員不足、人口減少や少子高齢化などにより、改善には至っていない状況であります。
町内唯一の町立病院として地域医療を守るためにも、町民の皆様のご理解とご支援をいただき、このような状況を打開していかなければなりません。現在、現場で懸命に働いております病院職員の相互理解とより一層の組織強化を図るため、院長をはじめ職員の方々と面談を進めているところであります。
また、今年8月には病院だよりを発行し、「初心を忘れず使命感を持って」を理念として、①信頼される医療の提供②住民中心の医療展開③地域病院として健全な運営を基本方針として取り組んでいるところであります。
健全な運営を目指すには、当たり前ですが、歳入を増やし歳出を減らしていかなければなりません。このことから、本年7月から救急告示病院指定により歳入を増やすこととしており、検診業務の拡大についても検討しているところでございます。
元気で健康な身体を維持するには「あれ、変だな、おかしいな」と思う前に、日頃から自分の身体を知っておくことが大事です。町民の皆様には、ぜひとも「かかりつけ医」として国保病院をご利用いただき、健康維持に役立てていただきたいと願っております。
これから、インフルエンザをはじめ風邪が流行する時期になりますので、くれぐれも体調管理に万全を期すようにお願い申し上げます。