町長からのそよ風だより(第65号-総合戦略での人口減少抑制について‐)
2020年2月10日
例年になく降雪量が少なく過ごしやすい今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、総合戦略での人口減少抑制が最重要課題でありますが、1月1日現在3,923人となっており、予想されているよりも早いスピードで人口減少が進んでいます。
このような厳しい状況を打破するためには、町民の皆様は無論のこと、議会・産業団体・町が共通理解のもと、連携・協力して現在取り組んでいる「第6次総合計画」・「総合戦略」をなんとしても着実に推進し、自主財源を高めるための経済を発展させ、それによる福祉の増進と住民サービスを一層図ることにより、人口減少抑制につなげていかなければなりません。
バイオガスプラント事業については、安定的な維持運営に努めるとともに、地球温暖化防止と「耕畜連携」による循環型社会の構築、農業振興の推進を図り、地域産業連携拠点施設においては、担い手確保と「豊浦いちご」のブランドの再構築・発展を目指してまいります。
水産業においては、核となっているホタテの大量へい死やザラボヤ等の雑物の増加、慢性的な人手不足により厳しい経営環境になっていることから、漁協をはじめ関係機関と連携して対応を図ってまいります。
本町の新しい産業とする観光地域づくりについては、噴火湾とようら観光協会のDMO 申請・登録により、施設等の適切な管理運営と食と地域資源の魅力ある体験などを活かし、地域連携も視野に入れながら雇用の創出と移住・定住の促進、結果としての人口減少の抑制を図っていかなければなりません。
町行政の責務は「町民の幸せの実現」であります。大変厳しい財政状況のもと、少子高齢化社会が進展するなか、住民サービスを維持・発展させるためには、地域経済の発展があって初めて成り立つものであり、町民の皆様のご理解とご支援をお願いいたします。
季節柄、風邪やインフルエンザが多い時期でもありますが、中国を発生源として世界的に新型コロナウイルスによる被害が出ております。過度な対応は無用と思いますが、手洗いやうがい、マスクを着用するなどして体調管理に十分気を付けてお過ごしいただきますようお願いいたします。