町長からのそよ風だより(第78号-バイオガスプラントの消化液について-)

2021年4月12日

　寒さ厳しく大雪であった冬も春の暖かい日差しを感じる今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
　緊急事態宣言が解除されたとは言え、変異ウイルスも含め第4 波ではないかと言われ増加傾向にある新型コロナウイルス感染症、町民の皆様には気を緩めることなく、マスク装着、手指消毒をはじめ3 密の回避、不要不急の外出を控えるなど、感染防止に努めていただくようお願いいたします。
　また、ワクチン接種においてはリスク軽減のため、できるだけ多くの方々が接種されますよう重ねてお願いいたします。
　さて、3 月議会では令和2年度補正予算と令和3年度予算審議が行われ、成立させていただきましたことに深く感謝を申し上げます。
　バイオガスプラントの消化液については、3月11 日付で北海道から特殊肥料として登録完了し、JA とうや湖が推進しておりますグローバルギャップに対応できるものであり、今後広く畑作農家さんへ広めていきたいと思っています。
　また、道中央農試や改良普及センターなど関係機関で構成されている「胆振地域農業技術支援会議」において、消化液の調査が行われました。有害成分はいずれも基準以下で散布は問題なく、牧草とデントコーンの粗飼料分析においても牛への安全性に問題はないと考えられるとしています。
　また、消化液を化学肥料相当分に置き換えても生育および収量は同等になる可能性は高いと考えられるとしております。
　結果として消化液中の成分に問題はないことが確認され、適正利用範囲では生育・収量および安全性、栄養価は同等であり、土壌の化学性にも影響が低いことが確認されたとしております。
　今後とも、普及啓発に取り組んでまいりますので、ご理解・ご支援をお願い申し上げます。
　心待ちにしている桜の時期ももうすぐ、コロナに負けず咲きこぼれてほしいと願っています。