町長からのそよかぜだより(第99号-豊浦町の財政について)
2023年3月8日
3月の異名といえば必ず聞いたことがある「弥生」が一般的ですが、雛祭りがある月としての意味の雛月(ひいなつき)、本州ではカイコをふ化させ養蚕を始める時期ということから蚕月(さんげつ)という呼び方もあります。
このように、日一日と日差しのぬくもりを感じ、雪解けも進む今日この頃、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、令和5年度の予算査定に当たり、財政的に大変厳しい状況となっておりますが、喫緊の課題の一つとして人口減少問題があり、財政・産業・経済をはじめ、町民生活にも影響を与えることを避ける対策を講じていかなければならないものと思っています。
歳入を増やし歳出を減らすことの英断を持って取り組んでいく覚悟であり、ただいま進めている「豊浦町公共施設等総合管理計画個別施設計画」により「維持」、「長寿命化」、「廃止」を決定・実施するとともに、「事務事業などの見直し」を行い、効率的・効果的な行政運営につなげていきたいと思っています。それにはスクラップ&ビルドの考え方が必須であり、限られた財源の中で、新たな行政課題や社会経済情勢の変化に的確に対応していくために、現在行っている事務事業や補助金などの見直しを行い、時代の変遷に応じて役割を終えていると考えられるものはスクラップ(廃止・縮減)し、それによって生み出される財源をより重要で時代に沿った新しい事業に振り向ける手法であり、取り組んでいかなければならないものと思っておりますので、町民の皆様のご理解をお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症によるマスクの着用は、屋内外を問わず個人の判断に委ねることになりますが、医療機関などでは当面の間は着用を推奨することとしております。
町民の皆様におかれましては、個人の判断だとは言え、感染防止に十分気を付けていただきますようお願い申し上げます。