町長からのそよかぜだより(第105号-大岸・礼文駅について-)
2023年9月11日
まだまだ残暑が厳しく、寝苦しい日が続いておりますが、町民の皆様には心より残暑のお見舞いを申し上げます。
9月の和風月明は日増しに夜が長くなるので「夜長月」から「長月(ながつき、ながづき)」になったとされております。
さて、JR 北海道では毎年10月または11月の特定日の1日における乗車人数を調査し、その5年間の平均が3人以下になると廃駅を検討するとしており、今年、JR北海道から「大岸駅」、「礼文駅」が廃駅対象となる旨の説明がありました。町民の方々には、病院や通学、買い物などに利用されております公共交通であり、廃駅に対しては町長として無論反対であり、今後ともJR 北海道と協議を重ねてまいりたいと考えております。
8月10日、4市町(伊達市、洞爺湖町、壮瞥町、豊浦町)の連携・政策研究会がありました。この会は共通する課題・問題について講師などを招いて共通認識を持ち課題解決に向け取り込んでいこうとするものです。
今回は、新しく室蘭地方気象台の台長に就任されました新出祥文氏を講師に迎え、「自然災害に備えて−関係機関と連携した火山防災」と題して実施しました。新出氏は、函館出身の57歳で、函館地方気象台を振り出しに、前任では全国20箇所の火山活動の監視・評価を担った方であり、2000年に噴火した有珠山について、「今後、大学とも連携しながら監視し、非常時には全国規模で人を派遣する体制づくりをする」としており、周期的にいつ噴火してもおかしくない「有珠山」を抱えている地域としては、大変心強く、4市町が連携・協力して地域住民の生命と財産の保護にあたるとともに、防災・減災に努めてまいりたいと考えております。
暑さ寒さも彼岸までといわれておりますが、町民の皆様には暑さが続いておりますことから、熱中症にかかららないよう水分をこまめにとるとともに、塩分をほどよくとり、十分な睡眠を確保していただきますようお願い申し上げます。