町長からのそよかぜだより(新春号-新年のごあいさつ)
2024年1月5日
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、ご家族ともども令和6年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
猛威を振るっておりました新型コロナウイルスについては、2類から5類へ緩和されるなど落ち着きを取り戻してきておりますが、町民の皆様には、インフルエンザのこともあり、引き続きマスクの 着用、手指消毒をはじめ3密防止など感染拡大防止対策に気を付けていただきますようお願い申し上げます。
さて、ロシアのウクライナ侵攻により引き金となった世界的な物価高騰や為替市場の円安が重なることにより、大変厳しい状況下にあり、食料品・燃料・電気料金などの値上げが、家計に重くのしかかっております。今後につきましても、国の動向を見極めながら適切に対応してまいりたいと考えております。
また、地球温暖化による気候変動であるとされている局地的・大規模化している自然災害が毎年のように発生しており、今後においても大変心配されるところでもありますが、有珠山についてもいつ 噴火が起こってもおかしくない周期となっていることや、日本海溝・千島海溝地震の想定震源域で大きな地震が発生した際に起こる津波への心構えもしておかなければなりません。
昨年、今後の「豊浦町のみちしるべ」とも言われる「第6次総合計画(後期基本計画)」、「第2期豊浦町総合戦略」 が策定されました。
現在、全国的に人口減少・少子高齢化の進展が問題となっており、当町においても予想を上回るペースで進行し、重要な産業である農漁業をはじめ各産業界でも働く人が足りない・いないなど大きな社会問題にもなっています。
一方、当町といたしましては、100件を超える移住希望者がおられることから、移住・定住、空き家対策を推進するとともに、地域おこし協力隊の事業も活用しながら、雇用の創出と人口減少に歯止めをかけてまいりたいと考えております。
高齢化社会での生活を支える公共交通(足の確保)は重要課題であり、より効率的・効果的な交通体制のあり方について取り組んでまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、総合計画においての1.魅力あるまちの実現、2.豊かな生活環境の実現、3.誰もが住みやすいまちの実現、4.健全な行政経営の実現、総合戦略での1.地域に根差した産業が持続的に発展するまちをつくる、2.とようらの魅力を高め、まちへの新たな人の流れをつくる、3.出産・子育てがしやすく、特色のある教育が受けられるまちをつくるなどの施策を実行することにより、持続可能な地方自治体を目指してまいりますので、今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、町民の皆様にとってお健やかで、お幸せに暮らせますよう心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつに代えさせていただきます。