町長からのそよ風だより(第31号-東京豊浦会・観光地域づくり事業について‐)
2016年12月12日
首をおもわずすくめ、例年にない寒さを感じる師走ではありますが、町民の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
10月31日、第13回東京豊浦会が、当町から6名を含む総勢59名で盛大に開催されました。遊佐会長のあいさつに続き私の豊浦町の現状とPRの後、現在の豊浦町の農業・漁業をはじめとする産業や、まちなみ整備事業、しおさい・道の駅をはじめとする観光施設の賑わいなどをスライド写真で見てもらい、懐かしさとその変わった様子に驚いていたようでした。今後とも東京豊浦会の皆様にはお元気にお過ごしいただき、また来年お会いすることを楽しみにしております。
さて、新聞等で報道されましたが、豊泉地区でのメガソ-ラ-(太陽光発電施設)建設がやっと具体化されました。来年4月より着工し平成30年10月に完成、平成31年4月より本格稼働するものです。当町といたしましても、二酸化炭素による地球温暖化対策として再生可能エネルギ-を推進することから、当町が推し進めるバイオガス事業に弾みをつけると同時に、新たな雇用創出や税収確保等にもなることから、歓迎するところであります。
11月3日~5日、観光地域づくり事業の先進地視察として福岡県柳川市に行ってまいりました。柳川市は、詩人でもあり、「ゆりかごのうた」、「この道」、「あめふり」、「待ちぼうけ」などの童謡作家でもあります北原白秋の故郷でもあり、有名なイチゴでもある「あまおう」の原産地でもあります。
しかし、若者転出による人口減少、後継者不足や郊外型大規模小売店の進出による中心市街地の空洞化、農漁業の高齢化と後継者不足、観光産業の消費額の低下など、どこの町にもある同じ悩みを抱えておりました。
原因は、どの産業も個別に政策を行ない、振興を図ろうとしていたが、それぞれの連携がなかったことであります。
このままでは地域が衰退するだけだ、何とかしなければという「危機感」から「柳川ブランド推進事業」が誕生しました。目的は柳川をト-タルでセ-ルスすることとし、①柳川が持つ自然や農水産物、町並み、地域特産物を活用して、地域のイメ-ジを高める。②その地域イメ-ジを活用した地域発の商品開発や観光交流を通してその価値や評価を高める。としており、このことで、地域や企業の発展に繋げることとしております。 また、構成団体としては、市、議会、農協、漁協、商工会議所、商工会、観光協会、一般消費者、地域づくりアドバイザ-で構成されており、それぞれが情報を共有し責任を持って汗をかき、地域づくりに同じ方向を向いて取り組んでいることであります。
豊浦町においても、総合戦略に基づいて地域づくりに取り組んでいることから、庁舎内は無論の事、各協議会・委員会や各関係団体をはじめ町民の皆さんとともに情報を共有するとともに、地域づくりについて共に汗をかき取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力を切にお願い申し上げます、