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町長からのそよ風だより

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町長からのそよ風だより(第32号-年始の行事・水道下水道事業における財政状況について‐)

2017年2月10日

 例年になく積雪量は少ないものの、寒さが厳しいこの冬、町民の皆様には、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 1月は、豊浦消防団の出初式をはじめ、各種団体等の年始の行事や新年会が目白押しで行われました。今年の第69回を迎えた成人式は、37名という多くの新成人の方々をはじめ、関係団体のご来賓出席のもと、盛大に開催されました。「がんばるぞ!20歳の抱負」には、「今まで育ててくれた両親や祖父母への感謝や社会人としての自覚を持ち、責任ある行動で進んでいきたい」という感謝と今後の頼もしい抱負が寄せられており、今後の豊浦町発展のためには、欠かせない存在であるとあらためて感じたところであり、期待をしているところであります。
 さて、現在の公営事業であります簡易水道事業特別会計、公共下水道事業特別会計についてお話しさせていただきます。
 町の会計には、全てを網羅した一般会計と一般会計から区分して別に収支経理を行う特別会計があります。歳入(収入)としては、水道・下水道料金、受益者負担金、補助金等があり、歳出(支出)としては、担当部署の職員給、水道・下水道施設の維持管理費(薬品等)、施設整備に関わる起債(借金)の償還などです。
 理想は、歳入(収入)で歳出(支出)を補うことができていることですが、現実的には難しい状況が続いており、毎年一般会計から支出し、補っているのが現状で、この5年間で簡易水道事業においては、毎年約1億2千万円~1億4千万円、下水道事業においては、約1億6千万円~1億9千万円を繰り入れしており、一般会計を圧迫している状況にあります。
 さらに、簡易水道の配管や施設等においては老朽化が進んでおり、今後8年間に係る施設整備費用は現時点において、約12億円(年間約1億5千万円)とされており、現状の水道・下水道料金では安定的・適切な供給にも支障がでることが懸念されております。
 料金の改定については、5年ごとに「豊浦町水道下水道事業運営審議会」で諮問・協議されることになっておりましたが、この12年間、協議がなされておりませんでした。この点につきましては、深くお詫びいたすところであります。今回、審議会を4回にわたり開催し、一般会計からの繰り入れのうち、「給排水としての維持にかかる毎年1千万円以上の繰入金を解消するためには、料金改定が不可避であり、原価算定に基づき、水道使用料で170円、下水道使用料で190円の料金改定が必要である」という内容で審議いただきました。
 審議会では、「水道・下水道事業は、公共福祉の観点から住民生活の安定に必要不可欠であり、町の財政上、住民負担増はやむを得ない措置だが、大幅な値上げは極力控え、水道使用量で130円、下水道使用料で150円の料金改定」の答申を受けたところであります。
 町といたしましては、その答申内容を踏まえ、水道使用料で140円、下水道使用料で160円とすることが繰入金を縮減しながら水道・下水道事業の安定的な運営を図る最低限の値上げであることから、議会の全員協議会において説明いたしたところであります。
 町民の皆様におかれましては、水道下水道事業における財政状況をぜひとも認識いただき、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
 なお、既存の福祉灯油給付事業をはじめとする負担軽減については、29年度も継続するとともに、懸案でありました子育て支援事業としての給食費負担軽減事業についても、全員協議会で説明し取り組んでいるところであります。
 今後とも、安心して暮らせるまちづくりを目指して取り組んでまいりますので、重ねてご理解いただきますようお願い申し上げます。

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