町長からのそよ風だより（第34号-新年度予算・各小中学校の卒業式等について‐）

2017年4月13日

　本州各地で桜の開花も聞かれる今日この頃、町民の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
　まずもって、平成29年度に向けた3月会議と予算委員会が開催され、議員各位のご理解を賜り、可決成立させていただきましたことに、深く感謝とお礼を申し上げます。
　新年度の予算においては、新たに懸案となっておりました、学校給食費負担軽減給付事業や大岸保育所新築工事などの子育て環境整備、高齢者向け住宅整備としての地域優良賃貸住宅建設事業を行うとともに、昭和22年に豊浦村から豊浦町へと町制施行してから70年となる節目を迎えることから、功労者表彰式に合わせ表彰式典を行うとともに記念映像を作成し、町民の皆様とともに、今日までの歴史を振り返り、喜びを分かち合いたいと思います。
　また、総合戦略の実践的な取り組みをする年度であることから、新規就農研修や6次産業等の拠点としての旧大岸鉱山分校改修事業、観光地域づくり事業や移住体験住宅整備事業、バイオガスプラント整備事業等を推進してまいります。
　Aコープ撤退は、高齢化が進展している当町にとっては、町民生活に直接影響することから、問題となっております。現在、4月末を目途に方向性を見いだすために、とうや湖農協・商工会とも引き続き協議を重ねているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
　3月12日、ふるさとドームにおいて、「第15回まるごと豊浦北の収穫祭」が開催され、絶好の晴天に恵まれたこともあり、過去に例のない約7千人の来場者で会場は大賑わい、特に特産品である活ホタテコーナーでは、販売時間前から長蛇の列、他のお店でもそれぞれ列をつくり、お客さんも舌鼓を打ち大満足の様子でした。また、「第9回世界ホタテ釣り選手権大会」も行われ、会場では皆さん熱戦に釘づけ、今まで何度となく挑戦を続けた札幌市の男性が
念願の初優勝に輝きました。
　3月は卒業シーズン、14日には豊浦中学校、17日には、豊浦、大岸、礼文華の各小学校で卒業式があり、私は豊浦中学校と豊浦小学校の卒業式に出席させていただきました。豊浦中学校の卒業式では、卒業生一人一人が吉川校長先生から卒業証書を受け取り、勉強や部活のことや修学旅行での楽しかった思い出、豊浦中学校の生徒であった誇りを胸に、先生たちや同級生との別れに感極まり、涙する卒業生も少なくない素晴らしい卒業式でありました。高校生になっても、一歩一歩大人になるためのステップを歩み、自分で考え行動し、自ら切り開いていく人生を切に願うものであります。
　豊浦小学校の卒業式では、6年間過ごしてきた自身に満ち溢れた表情と、新たに中学生としての自覚を持って、勉強に部活に熱心に取り組む決意か見られ、心身ともに大きく成長した姿に、大変頼もしく今後に期待される卒業式でありました。
　今後とも、保護者・町・教育委員会や関係機関、地域の皆様と連携して健やかな成長を願うとともに、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。
　町民の皆様のご理解をお願い申し上げます。