ハチに刺されないために
ハチ、特にスズメバチに刺される事故は、主に夏から秋にかけて発生します。
ハチの生態を知って落ち着いて対処しましょう。
- ハチが近寄ってきても、あわてて手で払ったり、走り出したりしないようにしましょう。ハチを刺激して、刺される原因となります。静かにその場を離れましょう。
- 家や車の中に入ってきたときは、窓を開けて外へ出ていくのを待ちましょう。ハチは明るい方向に向かう性質があります。
- どうしても出ていかないときは、家庭用のスプレー式殺虫剤(ピレスロイド系)をかければ、ハチは数分で死んでしまいます。
野山に出かけるときは
- 刺されやすいのは、手や顔などの露出部分です。なるべく長袖、長ズボン、帽子を着用しましょう。
- 黒い色はハチを刺激することがあります。白や明るい色の服を着ましょう。
- 知らないうちにハチの巣に近づいてしまうことがあるため、山道からはずれないように歩きましょう。
- 大声や大きな物音、振動は、ハチを刺激するので注意しましょう。
- ハチは甘いものを好みます。ジュースの空き缶などは必ず持ち帰りましょう。また、香水などにも注意が必要です。
ハチに刺されたら
過去にハチに刺されたことのある人やアレルギー体質の人は、刺されてから15~30分以内にじんましんがでたり、息苦しさなどの全身症状が急にあらわれることがあります。
そのような時は、対応が遅れるととても危険ですので、すぐに病院で治療を受けましょう。
まずは、あわてず、騒がずに
- その場からそっと離れてください。あわてて手で払ったり、走り回ると危険です。また、ハチの毒には化学物質(警報フェロモン)が含まれており、周囲のハチを刺激し集中的に攻撃されることがあります。
水で洗い流す
- 針が残っている場合はピンセットで抜きます。ハチの毒は水に溶けるので、すぐに傷口から手で毒液をしぼりだしながら、水でよく洗い流してください。水で洗い流すことにより、毒を薄めるほか、傷口を冷やし、腫れや痛みを和らげます。※口で吸い出してはいけません。
薬を塗ります
- 抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗り、氷などで患部を冷やした状態にします。医療機関で見てもらうとよいでしょう。※アンモニア水や尿をかけても、効果はありません。
以下の場合は、危険ですのですぐに病院で治療を受けてください!
- 刺された直後に、呼吸困難、顔面蒼白、全身のじんましん、吐き気、激しい悪寒などのショック症状があらわれた。
- 一度に多くのハチに刺された。
お問い合わせ
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