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令和6年度 中学生の「税についての作文」

 将来を担う中学生の皆さんが、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税についての関心を持ち、正しい理解を深められるよう、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が主催する「税についての作文」に、豊浦町の中学生が応募しました。
 その中から、令和6年度「豊浦町長賞」を受賞した豊浦中学校3年生、藤田 沙姫(ふじた さき)さんの作品をご紹介します。

 

【題名】「税の課題」  豊浦中学校3年 藤田 沙姫さん

 「日本は税金を取りすぎではないか」そんなふうに感じたことはありませんか?最近の日本は昔の日本と比べて「税金」という言葉を耳にすることが増えたと思います。それは税に対して不満を持つ人が増えてきているからだと思います。実際、私も最近、身近で税についての不満を耳にしました。「日本は税金が高く、負担が重いから」という理由で海外移住する人も少なくありません。私は日本の税金に関して、税金を納める側、納めてもらう側それぞれの課題に着目して考えました。

 税金は、私たちの暮らしの色々なところに使われています。例えば、風邪を引いたり、けがをして病院で治療を受けるとお金がかかります。そこにかかった金額の一部には税金が使われています。老後も安心して暮らしていくために国から受け取る年金の一部にも税金が使われています。その他、介護が必要になった時や心や身体に障害がある人、生活に困っている人を助けるためのお金の一部にも税金が使われています。このことから私たちの健康や安心安全の生活を守るために税金が使われていることが分かります。今の若い人たちは「税金」という言葉だけに縛られるのではなく、税金の使い道や日本の将来のことも考えてこれからの日本を支えていく必要があると思いました。もっと税金に関しての知識を世の中に広め、今の若い人たちに税金を納めることの大切さを知ってもらう必要があると感じました。

 今、日本の問題となっている少子高齢化社会。高齢者が増えると税金が使われる医療や年金、介護などに必要なお金が増えていくことになります。しかし、それに伴い高齢者の生活を支えるための税金を納める若い人の数が減少しています。そうすると一人当たり、若い人が納める税金が増え、負担が大きくなります。日本は税金を納める側の思いにも目を向け、これからの税金について考えていくことが「日本の将来がより良いものになる」ということに繋がると思います。私は今回、税金について調べ、税金を納める側、納めてもらう側お互いの考えを尊重し合うことが大切だと思いました。

お問い合わせ

町民課税務係
〒049-5416
虻田郡豊浦町字船見町10番地 豊浦町役場
電話:0142-83-1404
FAX:0142-83-2129

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